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犠牲

前回の続きです。

箕面市の農家を見渡した時。
農業経営だけで生計を立てている家はほんの数件あるなしだろう。

それ以外の人たちは仕方なく多くの犠牲を払って、先祖伝来の農地を守っているのか。
生産性を度外視した『趣味』の世界の農業を楽しんでいるのか。
のどちらかだろうと思う。

趣味として農業に従事している人たちは幸せだ。
自然と触れ合い。
適度な運動で、体調も良い。
何より、物を作るという楽しみが、生きがいになる。

「こんな土地代の高いところで、農業ができるのは一種のステータスだ」
と思っている人たちも居ることだろう。

一方、根っから農業が嫌いなインドア派の人たちは悲惨だ。

家を相続するということの『重み』が理解できない人たちには分からないかもしれないが。
犠牲を払ってでも、家を守り、農地を守っていくという感覚は。
その家に生まれ、育ったものにとって子供のころから刷り込まれた消すことのできないものだろうと思う。

しかし、もはや家を守り、農地を守りたいのだが、それらを守るための犠牲が我慢の限界を越えつつあるのではないのだろうか?

猛暑の中の草刈り。
田の草取り。
過酷な農作業の割に少ない収入。
少ないどころか、種代や肥料代で赤字になることも珍しくない。

こんなストレスから解放される方法はないものか?
だからと言って、土地をすべて売り払い、あこがれのマンション暮らしをするほどの勇気も、実行力もない。
また、そんな勝手なことをされては、その農地の周辺の農家さんのストレスが余計に高まる。

そのような人たちのために。
先祖伝来の農地を守りながら、その農地からわずかでも収入がある。
そのような仕組みつくりをしたいと思っている。

苦言

先日ハガキが届いた。
コロナウイルス感染症の関連で困窮している方からの訴えだ。

市役所に相談に行ったが、要領を得ないとご立腹だ。
早速、書かれてあることの事実関係を調査しなくてはいけない。
このような対応しかしていないのであれば、是正してもらわねばいけない。
市だけで解決できないのなら、国や府にも対処をお願いしなければいけない。

某政党は困窮者の声を集めるとかで走り回っている。
日頃は何にでも反対して、公約の実現が0%に近いというのに。
「あれもやります」「これもやります」と、できそうもないことを安請負するのは無責任極まりないと思うのだが・・・。


『困っている人の味方』を標榜している議員が居る。
その人とともに担当部署に押しかけ職員を罵倒するらしい。
気に入らないことがあれば、市民の前で大声をあげるのだとか。
私は、そのようなことで課題が解決するとは思わない。

その事例に本当に課題があると思うのなら。
どこに原因があるのか?
課題解消にはどうすべきか?
をじっくり考えて行動に移すべきだろう。

議員の立場をはっきり理解しているのか?
と疑ってしまう。

議員は、必要ならば、法を作ったり、変えたりできる立場だ。
法治国家だから議決した法は万人が守らねばならない。

「そんな大切な仕事を託されたんだよ。中井君」
と議員になりたての私に先輩議員が教えてくださった。
我会派の伝統だと思い、私も後輩議員には厳しく伝えているつもりだ。

選挙に勝つためなら、なりふり構わぬ振る舞いをする党がある。
選挙に勝てばよい。
議員になれればよい。
だけで本当に良いのだろうか?

議員になるのが目的だはなく。
議員になって何をするのかを目的にしてほしいと思うのだが・・・。

こんな堅苦しいことを言ってるから煙たがられるのだろう。

適正

今朝のサクランボです。
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枝先をよく見れば、新たな葉が出てきたことなど日々小さな変化は有るのですが・・・・。
劇的な変化は、もうしばらくお待ちください。

以前、此処での書き込みで『議員報酬の検討』について書き込んだ。
その後話が進み、4月27日に開かれる臨時本会議で『議員報酬の2割削減』が議員提出議案として提出されることが決まった。
おそらく、全会一致で議決されるだろう。

又、市長の報酬が2割削減になる議案も上程される。
市長、議会の素早い判断に敬意を称したい。

しかし、この素早い動きに内心びくびくしている。
あの時にも書き込ませていただいたが。
この動きが、公務員や民間企業の給与削減に波及しないことを切に祈る。

そんな心配をよそに、某政党が府議会議員の報酬5割削減を言い出したらしい。
いったい何を考えているのやら。

確かに、2割削減より5割削減の方がインパクトが強い。
だけど、インパクトの強さだけでこの案を公表したのだとすれば、いかがなものか?
自分達の立場をわきまえ、周りへの波及をも視野に行動すべきだと思う。

物の値段は、高いよりも安い方が『うける』のは確かだ。
しかし、安いものには安いなりの理由があるし。
高いものにも、それなりの理由がある。

それぞれの品質と価格の調和が市場での適正価格となるのだと聞いたことが有る。
自ら値段を下げようとするのは、自らの品質が悪いといっているのと同じことだ。
そして、やがてはその値段にふさわしいものしか集まらなくなってしまう。

私は、自らの品質を価格にふさわしいものにする方が良いと思う。
その価格が『適正だ』と胸を張って言えるようにするべきだ。

提案

今朝のサクランボです。
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例年なら、ほぼこの大きさで赤くなり、食べていたように思う。
摘果の効果が、有るのか?
それともまたもや『空振り』か?

今朝の日経に、『対面指導原則、崩さぬ文科省。オンライン授業に壁』という見出しの記事が有った。

日本ではオンライン授業が進まないのは文科省の対応に問題がある。
非常時だからもっと柔軟にするべきだ。
といった、内容だと思う。

この分野で先進的な取り組みをしていると聞いている韓国や中国のように、ネット環境が整っていない日本では、同時双方型のオンライン授業が難しいのが現状だろうと思う。

そのような状況下であっても、箕面市ではユーチューブを使った授業をやっていると聞いた。
又、電話で子供たちの健康状態を確認してくれているらしい。
少しでも子供たちのために創意工夫をしてくれている関係者に感謝したい。

しかし、ネットという便利なものができたから、それを利用したものも好いとは思うが。
我々アナログ人間から見れば、味気ないようにも思う。

以前から工夫次第で、一番大切な双方向のやり取りが可能ではないかと思っていたので。
今回は、私の『もぅひと手間掛けた』アイデアを提案したい。

小学校の校区の範囲など、たかが知れたものだ。
担任する生徒数も40人くらいのものだろう。
それくらいのキャパなら1日でも回れるのに、何故足で稼ごうとしないのか?
不思議でならない。

感染拡大を抑制するために『三密』は厳禁なのは理解している。
ようは、先生が子供たちや保護者に近距離で面と向かって会わなければ、それでよいのではないか?

ならば、先生が各家庭を訪問し、インターホン越しに子供たちに話しかけてくれれば、子供たちや保護者も安心する。
ついでと言っては何だが、宿題や連絡帳などをポストに投函すれば好いのではないか。

何日か後に再訪問し、インターホンの活用と、子供たちの答案や保護者が書き込んでくれたものを回収すればよい。
そして、次の宿題と保護者への連絡が有れば投函する。

その後は、子供たちの学力に合った新たな宿題や、連絡帳の投函及び回収を繰り返せば好いのではないか?
そして、先生が出す宿題はいわゆる勉強だけでなく、縄跳び・・回できました。
といった運動分野もやってほしい。

ネット活用の同時双方型授業に比べれば大きなタイムラグが生じるものの、これも立派な双方参加型の授業になりうるのではないだろうか。
そして、こちらの方が先生の温かみが感じるように思うのは、アナログ人間だけだろうか?

まだ先が見通せない状態だから、長期戦を見据えた取り組みも検討してほしい。

配慮

今朝のサクランボです。
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前回予告した通り、ほとんど変化は見られません。

一方、昨日の朝刊の政治ページで大きな変化を見つけた。
『国会議員の歳費2割削減で一致  自民・立民』
というものだ。

記事によると。
自民、立憲民主両党の国会対策委員長が、国会議員の歳費を今後1年間2割削減する方針で一致した。
与野党各党の協議を経て議員立法を取りまとめ、近く国会に提出し5月からの実施を目指す。
とのことだ。

実は、自民党市民クラブでも。
新型コロナウイルス感染症の拡大が新聞紙上で取り上げられ、経済に及ぼす影響云々が騒がれ始めた3月下旬ころから。
我々議員の歳費削減が、話題になっていた。

話し合いの中で。

『議員歳費削減』を選挙公約に掲げている党が有る。
彼らが、本気で歳費削減をするつもりなのか?といえば、そうでもないようだ。
彼らは、歳費削減で有権者の関心を引き、自分たちが当選さえすればそれで好いと思っているようにしか見えない。
そんな党と一緒にされては困る。

我々が、発言すればそれが現実のものとなる可能性が非常に高いので熟慮が必要だ。

様々な年代や家族構成の議員が必要なのに、それらの立場の人たちが生活できるような配慮がなければ、議員なろうとする人たちに偏りが出る。
箕面市だけでなく、他の議会にも影響が及ぶであろうことにも配慮が必要だ。
議員だけでなく、公務員、民間企業の従業員の給料にも影響が及ぶことも考えねばならない。
国がデフレからの脱却を目指している最中、給与の引き下げが引き金となって、景気の後退が長期に及ぶことにも配慮が必要だ。

我々のスタンスとして。
議員の歳費は市の条例で決めているのだから、ちゃんと手順を踏んでやろう。
ということになった。

昨日の記事読んで。
我々以上に様々なことに配慮しながら結論を出した、自民党国会議員団に拍手を送りたいと思います。
そして、わが市でも議員歳費の見直しを議論すべき時が来たと思います。

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