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悩み

先日早朝(?)に、NHKを何気なく見ていると「働かない若者」みたいなものを取り上げていた。
理由もなく仕事もしないで、ただ、ぼーっと過ごしている若者たち(3,40歳に人もいるらしい)がたくさん居るらしい。
そんな若者は精神的にひどく参っているらしい?

曰く、「親のいいなりになる子」「反抗しない好い子」が危ないんだとか。

親に言われるままに勉強して好い大学に進んだが、この先の進路が自分が本当に求めていたものと違うことに気づき挫折するんだそうな。

この若者たちは、ふと気が付けば、親が敷いたレールの上をただ走っている(走らされている)自分に気付いたんだろうなぁ。
あれって、たまらなく嫌だよねぇ。
思わず頷いてしまった。

ってことは、私自身そのような経験が有ったということ?
決して「親のいいなりになる子」でも「反抗しない好い子」でもなかったのに?
決められたレールの上を走るのが嫌だっただけ?

私の父親も地域では少しうるさい存在だった。
だから、私が何かをしようとしたときすぐに横から
「どうしたんや?お父さんが・・・・?」
と、割り込んでくる。

そのころは、それが嫌でいやで父親の影響力の及ばないところに出ていきたかった。
自分の力だけで何かを成し遂げたかった。

幸い(?)私は親の懐から抜け出て、自分の思い通りの人生を謳歌することに成功したが、ふと気が付けば自分も小煩い親父になってしまって、すぐに子供や孫に
「どうしたんや、ジジが話をつけたろか?」
と言ってしまっている。

テレビを見ながら、
「私だけでなく、ひょっとしたら私と同じような経験がある親父が多いんじゃないか?」
と思えてきた。

ある意味、我々が暮らしてきた時代は幸せだったのかもしれない。
私たちが若いころは(このフレーズを使うようになったら年寄だそうな)若者が求める新天地がそこここに有ったからなのか?
生きていくことに必死にならないと本当に生活ができなくなるので、甘えることができなかったのか?
若者が悩んでいることにも気が付いてくれなかったのか?
周りの人たちも自分に余裕がないから、自分で解決するより他に手だてが無かったのか?

どちらにせよ、今の子たちのように長い時間悩むことは無かったように思う。




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