一歩
11月19日、都市計画審議会が開催されたので、傍聴してきました。
今回は、箕面市立地適正化計画の検討について、他5件と盛りだくさんだったので、同時刻に開催された『3市2町防災訓練』の見学を取りやめ、当審議会の傍聴を選んだ。
この選択は正しかったようだ。
この日の会議は非常に面白かった。
特に、箕面市立地適正化計画(みのおし・りっち・てきせいか・けいかく)の検討というのが面白かった。
これは、国が少子高齢化が進む中で、将来のまちづくりをどのようにすべきかを各自治体で計画を作成して欲しい。
と自治体に投げかけたものらしい。
全国で150ほどの自治体が同計画の策定に挑んでいるらしく。
箕面市はその中でも最も進んでいるのだとか。
これに類似した計画が以前からあったように思う。
まちづくりの手法の一つに『旧市街地活性化計画・コンパクトシティ構想』が有って、その構想に準じた計画を立てれば国からのまちづくり交付金が獲得できる、というものだ。
箕面市は順調に人口増加が進んでいて、最低でも今度20年くらいは人口減少を見据えたまちづくりなど必要ないのに、交付金獲得のためなら何でもするなぁ。
今回の計画も、その交付金欲しさに、無理やりコンパクトシティ計画を練りあげたのだろうとする、ちょっと穿った見方だ。
私も恥ずかしながらそのように思っていた。
委員さんの中にも、私と同じような意見の方がいらっしゃって
「交付金のためとはいえ、このような計画に力を注ぐより、人口増加を見据えた現実的な計画に力を注ぐべきだ」
とおっしゃったので、私もうなずいていた。
ところが、この計画の作成に携わった委員さんが居て、「箕面市立地適正化計画」の意義を詳しく話された。
今回の国の計画の概要は本当にアバウトなもので、それをそのまま焼き直しても良いものができない。
そこで、箕面市は独自に計画を立てた。
どのようなまちづくり計画にしろ、箕面市は人口が増加しているといわれているが、もっとしっかりした人口推計をつくる必要がある。
人口増加現象で、少子は当てはまらなくても、高齢化は必ず起こる。
高齢化社会に向け、今までは、まちづくりといえば土木・建築関係だけであったが、そこに福祉や教育までも入れ込んだ横断的な都市計画を作成したことが最大の特徴だそうです。
街並みがどうの、道路網がこうのに加え。
そこに住んでいる高齢者や障がい者が、そこで暮らしやすいまちをつくるためにどうすべきかということが、これからなお一層大切になってくるのだそうな。
そのためにも適正な人口密度を保ち、必要な各種施設(駅・バス停・病院・学校等々)をどのように配置、又はネットワーク化させて活力を保たせるまちづくり計画だとか。
高齢者を65歳以上とひとくくりにするのではなく前期高齢者(元気な年寄)と後期(何らかの介護が必要な)高齢者に分けて考えるべきだ。
特に後期高齢者にやさしいまちづくりをするために、休憩なしに歩ける距離を500m~700mくらいにして、木陰を歩けるように工夫するといった配慮も必要だ。
等々、結構白熱した議論が交わされた。
ありがたいことに、箕面市は一歩進んだまちづくりができそうです。
今回は、箕面市立地適正化計画の検討について、他5件と盛りだくさんだったので、同時刻に開催された『3市2町防災訓練』の見学を取りやめ、当審議会の傍聴を選んだ。
この選択は正しかったようだ。
この日の会議は非常に面白かった。
特に、箕面市立地適正化計画(みのおし・りっち・てきせいか・けいかく)の検討というのが面白かった。
これは、国が少子高齢化が進む中で、将来のまちづくりをどのようにすべきかを各自治体で計画を作成して欲しい。
と自治体に投げかけたものらしい。
全国で150ほどの自治体が同計画の策定に挑んでいるらしく。
箕面市はその中でも最も進んでいるのだとか。
これに類似した計画が以前からあったように思う。
まちづくりの手法の一つに『旧市街地活性化計画・コンパクトシティ構想』が有って、その構想に準じた計画を立てれば国からのまちづくり交付金が獲得できる、というものだ。
箕面市は順調に人口増加が進んでいて、最低でも今度20年くらいは人口減少を見据えたまちづくりなど必要ないのに、交付金獲得のためなら何でもするなぁ。
今回の計画も、その交付金欲しさに、無理やりコンパクトシティ計画を練りあげたのだろうとする、ちょっと穿った見方だ。
私も恥ずかしながらそのように思っていた。
委員さんの中にも、私と同じような意見の方がいらっしゃって
「交付金のためとはいえ、このような計画に力を注ぐより、人口増加を見据えた現実的な計画に力を注ぐべきだ」
とおっしゃったので、私もうなずいていた。
ところが、この計画の作成に携わった委員さんが居て、「箕面市立地適正化計画」の意義を詳しく話された。
今回の国の計画の概要は本当にアバウトなもので、それをそのまま焼き直しても良いものができない。
そこで、箕面市は独自に計画を立てた。
どのようなまちづくり計画にしろ、箕面市は人口が増加しているといわれているが、もっとしっかりした人口推計をつくる必要がある。
人口増加現象で、少子は当てはまらなくても、高齢化は必ず起こる。
高齢化社会に向け、今までは、まちづくりといえば土木・建築関係だけであったが、そこに福祉や教育までも入れ込んだ横断的な都市計画を作成したことが最大の特徴だそうです。
街並みがどうの、道路網がこうのに加え。
そこに住んでいる高齢者や障がい者が、そこで暮らしやすいまちをつくるためにどうすべきかということが、これからなお一層大切になってくるのだそうな。
そのためにも適正な人口密度を保ち、必要な各種施設(駅・バス停・病院・学校等々)をどのように配置、又はネットワーク化させて活力を保たせるまちづくり計画だとか。
高齢者を65歳以上とひとくくりにするのではなく前期高齢者(元気な年寄)と後期(何らかの介護が必要な)高齢者に分けて考えるべきだ。
特に後期高齢者にやさしいまちづくりをするために、休憩なしに歩ける距離を500m~700mくらいにして、木陰を歩けるように工夫するといった配慮も必要だ。
等々、結構白熱した議論が交わされた。
ありがたいことに、箕面市は一歩進んだまちづくりができそうです。
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