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三重

2月4日・5日と議会改革検討会議(専門部会)の行政視察に参加しています。
今回は議会運営委員会と合同の視察です。

昨日は、三重県議会で視察研修をさせていただきました。
そして、大変お忙しいであろう三重県議会改革の中心的メンバーの三谷三重県議会議員に、1時間30分程いろいろなことをご教えていただきました。
その後、三重県議会事務局の其々の担当者からの説明と質疑応答が行われ。
記念写真
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議場と
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議会図書室の見学をさせていただきました。

さて、三重県議会が何故議会改革が進んだか?ということですが。
平成7年に、それまでの内部からの知事ではなく、三重県政と直接関係のない北川知事が誕生し。
全国的に次々と発覚した都道府県庁の不祥事が三重県庁でも明らかになり。
北川知事が大胆な改革を実行したのだそうな。

議会が県政をチェックしなくても、県の執行部側が自ら行政チェック出来るようなシステムを構築したため。
ただでさえ影の薄い議会が、その存在感がなくなることに危機感を覚え。
議会改革を進めたのだそうな。

三谷議員曰く
議会改革とは、議会活動をどれだけ県民に見えるようにするか。
に尽きるらしい。

そのためのツールの一つとして『議会基本条例』が有るのだそうな。
ですからこの『議会基本条例』を作ることを目的にしてはいけない。
改革を積み重ねた成果であり。
今後改革が後退させないため。
議会や議員の責務を明確にするものでなくてはならないのだとか。

行政視察に参加する議員が事前に勉強するために、三重県議会の資料が配られていた。
その中に、議長を除く全議員が所属する『予算決算常任委員会』に関する資料があった。

それを読んでいると、前年度決算審議が行われた直後に次年度の経営方針や当初予算を取り上げる委員会が開かれているらしい。
箕面市だけではないと思うのだが、次年度の施政方針や当初予算審議は3月議会で行われる。
これでは、すでに組まれてしまった予算案に対する承認(勿論否決もありますが)でしかない。
議会の意見を反映させるにはこのシステムが非常に好いと思えたので、三谷議員に聞いてみた。


議員個人や、会派からの予算要望は理事者側にとって殆ど意味が無いのではないか。
それが議会全体からの予算要望なら理事者側も無視できなくなる。
如何に議会全体が一つになり、意見をまとめ上げるかが重要なのだとか。
それをするのが、議長の仕事だとか。

三重県議会では、知事に対して与党・野党という立場ではなく議会全体として向き合っているらしい。
議会職員さんとの質疑応答の中で
「箕面市では、同じ競艇事業でも、自分たちが支持する市長が行う場合は賛成して、自分たちが支持しない市長の時は反対するという議員がいることを思えば、非常に羨ましい」
と言ってしまい、同行している当該議員から鋭い視線を浴びてしまった。
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