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旅行

7月14日から2泊3日で嫁と2人で福島県に行ってきました。

今回は、福島第一原発の事故で避難指示が出されている地区を自分の目で見たくて、ここに決めました。

視察ではなく、あくまでも家族旅行でしたが、行ってみて非常に良かったと思います。

避難指示が出されている地区内の国道6号線を通過しただけでしたが、現地を見て本当に考えさせられることがたくさん有りました。
特に国道6号線沿線は避難指示が解除されたところが少ないせいなのか、全体的にピリピリした雰囲気で、さながら戦場という雰囲気でした。
沿道には多くのガードマンが立ち。
警察車両が頻繁に走行し。
交差している道路にはバリケード(門扉)が設置され、ガードマンが通過車両を確認したうえで、門扉を開いて通過を認めているようでした。

廃棄物が詰まった大きな袋が置かれてあるのは、避難指示地区より外側の地区であることも、初めて知りました。
避難指示地区の信号機が点灯していても、点滅信号(国道通過車両は黄色の点滅でした)だったことに驚き。
国道わきの水田であったろうと思えるところは、雑草が生い茂り、小さな灌木も在りました。
屋敷林が生い茂り、立派な屋敷も見る影もありません。

避難指示が解除された地域で住民の帰還をどのように促すのかも大切なことだと思います。
国道沿いの避難解除地区にあるガソリンスタンドに立ち寄り、給油をしてきました。
ここは、事故後1年で避難指示が解除されたのだとか。
しかし以前の賑わいはまだ戻っていないようです。

今朝の新聞記事にもなっていましたが、避難指示が解除されるということは、『事故以前の状態に戻ったのだから特別な支援は行わない』というのが行政のスタンスらしいですが、例えば『特区制度』を活用して何らかの地域振興策ができないものだろうか?
放射能という目に見えないモノが相手だけに、それをどれだけ『可視化」させて、住民や国民に安心してもらえるのかも、大切だろうと思いました。

今回は、避難指示地区の縦断と、避難指示地区に指定されなかった周辺自治体をぐるりと回ることを主眼に置いて旅行してきました。
例えば相馬市やいわき市、福島市、二本松市等の賑わいと双葉郡の各町の現状のギャップに驚かされ。
我々は『いったい何をすべきなのか?』を改めて問われる旅でした。
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