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自民党市民クラブの行政視察で、常滑競艇と半田病院へ行ってきました。

特に面白かったのは、半田病院でした。

視察研修事項は
 1)新病院構想検討委員会の取り組みについて
これは、半田病院の建替えを巡る今までの取り組みについてです。
半田病院は施設の耐震化と老朽化という課題解消に向け建替えを検討したらしいです。
移転場所を巡り、紆余曲折があったけれど、今年の3月19日に建設予定地が決定されたのだそうです。

 2)自治体病院の黒字経営について
これは前回も書き込みましたが、半田病院は総務省自治財政局が出す地方公営企業年鑑による『平成27年度自治体病院「純医業収支」ランキング』で6位です。
(ちなみに箕面市は275位。池田市は393位。豊中市は613位です。)

是非とも半田病院さんの経営実態を研修させていただき、今後の議員活動に役立てたいとの思いが強く、かなり突っ込んだやり取りになりました。
また、対応してくださった方の答弁も素晴らしく、とても勉強になりました。

* 教えてもらったこと。
 1) 公立病院はその性格(役割)上、ある程度の公金の繰り入れを行わざるを得ない。
市民ニーズに応える病院の経営は赤字にならざるを得ない。
半田病院でも、他会計(一般会計等)からの繰り入れが行われることによって、黒字化されている。
他会計からの繰り出しをなくして、公立病院の経営は成り立たない。
のだそうです。

 2) 病院の健全経営のカギは医師の確保に尽きるようです。
半田病院さんも、医師の退職や移動が一番の悩みだそうです。

 3) 箕面市立病院の病床稼働率の高さに驚いていた。
そぅいえば、先だってお伺いした春日部市立病院でも同じようなことを言ってたなぁ。
加えて、病床稼働率ももちろん問題だけれど、重篤な患者の割合を高めることも大切だそうな。

 4) 病院収益に対する人件費の割合に工夫の余地があるのではないか。
病院事業収益に占める人件(給与)費の割合が約61%。
半田病院は51,7%とおおきな開きがある。
これは病院の規模によるところが大きく病床数が500床ではこれくらいで。
資料を見せていただくと、愛知県下でも300床規模では箕面市くらいのところが多い。

サービスの質を落とさずに、人件費を下げる工夫がいるらしい。

このほかにも、本当に興味深いお話をしていただきました。
おかげで、箕面市立病院のスタッフがどれだけ苦労しているのか、ということもよく分かりました。
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