常識
10月12日午後5時から、箕面駅前で橋下市長・松井知事が来て街頭演説会が催されるのだとか。
町中に張られた大阪維新の会のポスターに、そう書かれてあった。
「大阪都構想」とは何ぞや?
恥ずかしながら、私にはわからない(正確に・事細かくという意味です)。
大阪都構想を知る、絶好の機会を逃すのは悔しい。
別に大阪維新の会の支持者ではないけれど、台風前の慌ただしさの中、勉強になるだろうと思い、出かけた。
箕面駅に着いたのが5時3分前。
倉田市長が応援演説をしていた。
「大阪都構想」の解説もしていた。
続いて、上島府議の「大阪都構想」の説明。
遅れて登壇した松井知事の説明。
最後に橋下市長の説明。
4人の解説や、説明を聞いたが・・・・。
結局は、「大阪都構想」って、
「なに?」
解らずじまい。
4人の中で、一番解り易かったのは「倉田市長」かな。
次は、松井知事。
上島府議の説明も解り難かったが。
橋下市長の説明が、特にひどかった。
聞いている人たちを馬鹿にしたような説明だった。
曰く
有権者は、「都構想を詳しく知る必要がない」のだそうな。
「都構想を支持する事」と「時計を買う事」を同じだと言っていた。
「時計を買うとき」あなたは、お店で何を聞きますか?
「値段」「性能」「保証期間」くらいでしょ?
「詳しい設計図を見せてくれ」って要求します?
あなたがその時計の詳しい設計図を見て、いったい何が解るっていうんです。
それとおんなじ!
大阪都構想の設計図は3500ページから4000ページも有るんです。
こんなものは、それを専門に研究している学生が読むのにかなりの時間が必要なんです。
こんなもの、読んだって仕方ない。
「はぁ?」
それを聞いて、こけてしまった。
時計屋さんに行って、目の前にある時計という現物を見れば「設計図を見せてくれ」という必要はないが。
店員さんが、
「今度新製品の時計が出るんです。今まで無かった画期的な製品です。全く新しいシステムで動く時計なんです。ぜひ買ってください」
って、口だけの説明や。
「まるで夢のような・画期的な新製品」とだけ書かれたカタログを見ただけで、だれが買うのだろうか?
この後が秀逸だった。
もうすでに「大阪都」が始まっているのだそうな。
その恩恵を大阪市・府民が受けているのだとか。
一例として、失業者の求人の有効倍率に表れているんだとか。
「求人の有効倍率が「大阪都」のおかげで上がった」
「はぁ」
またこけた。
「ちょっと待ってぇな」
百歩譲って、全国的に求人の倍率が下がっているのに「大阪圏」だけが上がっているのならともかくとして。
象徴的な事例として取り上げていた、高卒者の求人倍率が上がったのは、様々な要因が考えられると思うのだが・・・・。
「大阪都のおかげで、外国からの観光客が増えている」
のだそうな。
「はぁ」
もう、こけることはない。
「これくらいのことは、言うだろう」と想定していた。
大阪都が実現する前から、「構想」を発表するだけで皆さんにこれだけの良い効果があるんです。
それを、反維新の議員たちが、やれ「設計図」を「どうのこうの」って言うんです。
また時計の話に戻って、
「まだ、設計図を見る必要があります?」
との問いかけに。
「さっきより、見る必要性を感じるわ!」
って、大声を出しそうになった。
橋下市長と松井知事の関係で、府と市の二重行政が解消されつつあるのは評価すべきだ。
地下鉄の民営化や、大阪市内のごみ収集業務の委託なども推進すべきだろう。
だからと言って、「大阪都構想の詳細な設計図も見ずに、支持をしてくれ」はいかがなものか?
その設計図も、公開され、様々な議論を経て作られたものならまだしも。
自分たちだけで作ったという「幻の設計図」を支持してくれとは、ちょっと常識を疑うとしか言いようがない。
町中に張られた大阪維新の会のポスターに、そう書かれてあった。
「大阪都構想」とは何ぞや?
恥ずかしながら、私にはわからない(正確に・事細かくという意味です)。
大阪都構想を知る、絶好の機会を逃すのは悔しい。
別に大阪維新の会の支持者ではないけれど、台風前の慌ただしさの中、勉強になるだろうと思い、出かけた。
箕面駅に着いたのが5時3分前。
倉田市長が応援演説をしていた。
「大阪都構想」の解説もしていた。
続いて、上島府議の「大阪都構想」の説明。
遅れて登壇した松井知事の説明。
最後に橋下市長の説明。
4人の解説や、説明を聞いたが・・・・。
結局は、「大阪都構想」って、
「なに?」
解らずじまい。
4人の中で、一番解り易かったのは「倉田市長」かな。
次は、松井知事。
上島府議の説明も解り難かったが。
橋下市長の説明が、特にひどかった。
聞いている人たちを馬鹿にしたような説明だった。
曰く
有権者は、「都構想を詳しく知る必要がない」のだそうな。
「都構想を支持する事」と「時計を買う事」を同じだと言っていた。
「時計を買うとき」あなたは、お店で何を聞きますか?
「値段」「性能」「保証期間」くらいでしょ?
「詳しい設計図を見せてくれ」って要求します?
あなたがその時計の詳しい設計図を見て、いったい何が解るっていうんです。
それとおんなじ!
大阪都構想の設計図は3500ページから4000ページも有るんです。
こんなものは、それを専門に研究している学生が読むのにかなりの時間が必要なんです。
こんなもの、読んだって仕方ない。
「はぁ?」
それを聞いて、こけてしまった。
時計屋さんに行って、目の前にある時計という現物を見れば「設計図を見せてくれ」という必要はないが。
店員さんが、
「今度新製品の時計が出るんです。今まで無かった画期的な製品です。全く新しいシステムで動く時計なんです。ぜひ買ってください」
って、口だけの説明や。
「まるで夢のような・画期的な新製品」とだけ書かれたカタログを見ただけで、だれが買うのだろうか?
この後が秀逸だった。
もうすでに「大阪都」が始まっているのだそうな。
その恩恵を大阪市・府民が受けているのだとか。
一例として、失業者の求人の有効倍率に表れているんだとか。
「求人の有効倍率が「大阪都」のおかげで上がった」
「はぁ」
またこけた。
「ちょっと待ってぇな」
百歩譲って、全国的に求人の倍率が下がっているのに「大阪圏」だけが上がっているのならともかくとして。
象徴的な事例として取り上げていた、高卒者の求人倍率が上がったのは、様々な要因が考えられると思うのだが・・・・。
「大阪都のおかげで、外国からの観光客が増えている」
のだそうな。
「はぁ」
もう、こけることはない。
「これくらいのことは、言うだろう」と想定していた。
大阪都が実現する前から、「構想」を発表するだけで皆さんにこれだけの良い効果があるんです。
それを、反維新の議員たちが、やれ「設計図」を「どうのこうの」って言うんです。
また時計の話に戻って、
「まだ、設計図を見る必要があります?」
との問いかけに。
「さっきより、見る必要性を感じるわ!」
って、大声を出しそうになった。
橋下市長と松井知事の関係で、府と市の二重行政が解消されつつあるのは評価すべきだ。
地下鉄の民営化や、大阪市内のごみ収集業務の委託なども推進すべきだろう。
だからと言って、「大阪都構想の詳細な設計図も見ずに、支持をしてくれ」はいかがなものか?
その設計図も、公開され、様々な議論を経て作られたものならまだしも。
自分たちだけで作ったという「幻の設計図」を支持してくれとは、ちょっと常識を疑うとしか言いようがない。
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