感謝
我が家の農機具はボロボロです。
特にひどいのが、コンバイン。
このコンバインを買ったときは、私も血気盛んなころ。
今以上に、せわしなく走り回っていた。
刈り取る速度も、一番早い4速だ。
もちろんエンジンも全開。
これじゃ、安全運転などできるはずもない。
四隅の手刈りもほとんどしない(コンバインが大きく方向転換する場合の空間が必要で、田の四隅はあらかじめ手で刈り取っておかねばなりません)

畔の石などににぶつけて爪の先を曲げてしまっている。
ワラ送りのチェーンカバーも擁壁にひっかけ、取れてしまった。(擁壁等の近くも、手刈りをすることが好ましい)

あちこちでぶつけて、満身創痍の状態です。
写真には撮れないけれど、内部はもっと悲惨だ。
コンバインは、稲が濡れているときの作業は禁物です。
モミが湿っている事が、機械の中で詰まる大きな原因です。
なのに、朝7時ころから稲刈りを始めてみたり。
日が沈み、夜露が下りてくる午後7時過ぎても稲刈りを続けていたり。
もう無茶苦茶なことをしていた。
倒れた稲を無理やり引き起こしたり、湿ったモミが機械の中で塊が出来て詰まれば、エンジンが止まるほどの負荷が掛かる。
異常な負荷がかかった時に、機械を守るために「安全ピン」が付けられている。
1年に2,3回は安全ピンを飛ばしていただろうか?
修理屋さんに
「このピンを飛ばしたのは、あんたが最初やで、どんな使い方をしたらこのピンが飛ぶのか聞きたいわ」
とまで、言われた。
もう3年ほど前に、主軸のピンを飛ばしてしまい交換できない状態になってしまった(負荷がかかりすぎてピンを巻き込む形で主軸とプーリーが一体化してしまった。ピン孔がずれてしまい、交換できなくなった)。
今度負荷が掛かれば、修理不可能な状態に陥る。
この状態になって、初めてこのコンバインの大切さに気付いた。
思えば、コンバインに対して、「感謝」の気持ち等持ったこともない。
機械だから「動くのが当たり前」
もし、モミが詰まって機械が止まってしまえば、
「このボケが、止まりゃあがって」
機械を叩いて怒っていた。
年を取り、ずいぶんとおとなしい運転になってきたのだろうか?
近頃は、運転が180度変わった。
作業速度は1速。
エンジンも、決められた回転数しか上げない。
田の周囲の稲は、手でできるだけ多く刈る。
何より、コンバインに「感謝」する事になった。
作業中に何度かコンバインを撫ぜて「ありがとう」と、お礼を言う。
おかげで、それからモミが詰まり、作業が中断することもほとんどなくなった。
特にひどいのが、コンバイン。
このコンバインを買ったときは、私も血気盛んなころ。
今以上に、せわしなく走り回っていた。
刈り取る速度も、一番早い4速だ。
もちろんエンジンも全開。
これじゃ、安全運転などできるはずもない。
四隅の手刈りもほとんどしない(コンバインが大きく方向転換する場合の空間が必要で、田の四隅はあらかじめ手で刈り取っておかねばなりません)

畔の石などににぶつけて爪の先を曲げてしまっている。
ワラ送りのチェーンカバーも擁壁にひっかけ、取れてしまった。(擁壁等の近くも、手刈りをすることが好ましい)

あちこちでぶつけて、満身創痍の状態です。
写真には撮れないけれど、内部はもっと悲惨だ。
コンバインは、稲が濡れているときの作業は禁物です。
モミが湿っている事が、機械の中で詰まる大きな原因です。
なのに、朝7時ころから稲刈りを始めてみたり。
日が沈み、夜露が下りてくる午後7時過ぎても稲刈りを続けていたり。
もう無茶苦茶なことをしていた。
倒れた稲を無理やり引き起こしたり、湿ったモミが機械の中で塊が出来て詰まれば、エンジンが止まるほどの負荷が掛かる。
異常な負荷がかかった時に、機械を守るために「安全ピン」が付けられている。
1年に2,3回は安全ピンを飛ばしていただろうか?
修理屋さんに
「このピンを飛ばしたのは、あんたが最初やで、どんな使い方をしたらこのピンが飛ぶのか聞きたいわ」
とまで、言われた。
もう3年ほど前に、主軸のピンを飛ばしてしまい交換できない状態になってしまった(負荷がかかりすぎてピンを巻き込む形で主軸とプーリーが一体化してしまった。ピン孔がずれてしまい、交換できなくなった)。
今度負荷が掛かれば、修理不可能な状態に陥る。
この状態になって、初めてこのコンバインの大切さに気付いた。
思えば、コンバインに対して、「感謝」の気持ち等持ったこともない。
機械だから「動くのが当たり前」
もし、モミが詰まって機械が止まってしまえば、
「このボケが、止まりゃあがって」
機械を叩いて怒っていた。
年を取り、ずいぶんとおとなしい運転になってきたのだろうか?
近頃は、運転が180度変わった。
作業速度は1速。
エンジンも、決められた回転数しか上げない。
田の周囲の稲は、手でできるだけ多く刈る。
何より、コンバインに「感謝」する事になった。
作業中に何度かコンバインを撫ぜて「ありがとう」と、お礼を言う。
おかげで、それからモミが詰まり、作業が中断することもほとんどなくなった。
スポンサーサイト